生える草で土のランクを推測する

循環農法を提唱する赤峰さんによると、生えている草の種類で田んぼや畑の土の状態が分かります。
畑のランクは-10から0まであり、完成された土(ランク0)には、オオイヌノフグリやカラスノエンドウなどが旺盛に育つといいます。

田んぼの方は、比較的状態の良い土ではコナギやレンゲなどが生えてきます。

緑肥もよく育ち、勝手にレンゲが生えてきた鏡2937、鏡2939は、あともう少しで土づくりが完成するかもしれません。


一方で、鏡2929では蒔いた緑肥はあまり生えてこず、スズメノテッポウが生い茂っていました。


こちらの土のランクは、なんと、-4…。土づくりはしばらくかかりそうです…。
スズメノテッポウについてもう少し調べてみると、どうやらpHが4.5~5.5の強い酸性土壌に生えてくるようです。日本は雨が多いので、アルカリ分が流れ出やすく、土壌は酸性になりやすいと言われていますが、これほどとは…。
春になるまでわからなかったことではありますが、酸度が高すぎて緑肥がうまく育たなかったのかもしれません。土壌全体を中和させる必要があるのかも。
酸度の中和によく使われるのは、苦土石灰(苦土はマグネシウムのこと)ですが、石灰は土工事では軟弱地盤の地盤改良に使われる素材です。
これを使うと、どうも畑の土が固まってしまう気がしてならないので、ケイ酸カルシウム(通称ケイカル)をまいてみようと思います。


