【更新】お米:種もみの準備から種まきまで

今年は「きじゅもち」というもち米を5a、「イセヒカリ」といううるち米を18a作付けしてみようと思います。

5.5葉の成苗を育てて、人力で移植する計画です。1葉育つのにだいたい7~10日ほどかかるようなので、50~60日間程度の育苗期間が必要です。

田植えを6月中旬から下旬頃に行おうとすると、そろそろ準備を始めなければなりません。

準備のはじめの作業は「塩水選」といって、塩水の中に種もみを入れて、浮いた比重の軽い種もみを選別して除去する作業です。

しかし、どうも塩水に浸すという作業に抵抗感があるので、スキップすることにしました。

その次は、「浸種」という作業です。種もみを冷水に浸す作業です。種もみは購入時点では乾燥していますが、ある水分量(25%だったか)を超えると呼吸が始まり、芽や根を出し始めます。

畑の近くの側溝に常時水が流れており、ちょうど種もみが入った袋が置ける窪みがあったので、そこにしばらく放置することにしました。

洗濯ネットに種もみが入った袋と、おもりとして石を入れておきました。水温が11度でしたので、9日間ほど浸けておきました。

その後は、温水に入れて、芽出しをします。水温は29~30℃を厳守と説明書に書いてあったので、ヒーターで水温を管理することにしました。

種もみの呼吸が活発になったのか、白い泡が出てくるようになりました。

2日間この状態にすると、芽っぽいものが出てきました。この状態が正解なのか分かりませんが、次に進みます。

種まきは、育苗箱に土を入れて70gとか120gとか決めてばら撒く方法が一般的です。また、JAから苗を購入し、自分の敷地でしばらく育苗してから田植えする方も多いでしょう。

しかし、育苗箱にばら撒くと、田植えの時に根を切ってしまうデメリットがあります。私の場合は、面積もそれほど広くないので、ポット育苗をすることにしました。

100%もみ殻燻炭の育苗土で良質な苗が作れた!という事例がありましたが、ポットから苗を引き抜くときに全部ばらばらと落ちそうなので、田んぼの土と混ぜることにしました。

田んぼの土の写真です。粘土なので、固まっています。これともみ殻燻炭をどうやって混ぜて、200穴セルトレーに入れればいいのか…。

とりあえず水に溶かしてみました。

これともみ殻燻炭をブレンドします。

いい感じに混ざりました。

pHを測ってみると、5.7でした。適正なpHが4.5~5.5ということなので、自作のもみ酢液(強酸性)で調整しました。

もうちょっと酸性寄りでもいいかもしれませんが、とりあえずこれで良しとしましょう。

これを、200穴セルトレーに入れていきます。

ここに、種もみを数粒ずつ入れていきます。

そして、濡らしたもみ殻燻炭を被せました。

もち米は、5aの敷地に50㎝間隔(超疎植)で植えていこうと思います。そうすると、500m2÷0.5m÷0.5m=2,000本の苗が必要になります。

セルトレー10枚分です。全部発芽するか分からないので、15枚(3,000本分)準備しました。

無事15枚分の種まきが終わりましたが、1枚種まきするのに、10分以上かかりました。合計3時間半かかりました…。

イセヒカリはこの3倍以上のボリュームがあるので、種まきの方法は再検討しなければなりませんね…。

この方法で本当に芽が出るのか不安でしたが、1週間も経つと、発芽するものが出てきて一安心です。

その後、うるち米のイセヒカリの種もみも同じように種まきしました。

結局妙案は思いつかず、同じ方法で、3~4粒ずつ200穴セルトレー40枚に種まきしました。半日かかりました…。

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