畔塗りと除草

畔塗り

畔切りで作った溝に水を流して、泥を作り、それを畔の側面と上面に塗り付けていく作業を行います。

この作業の意味は、モグラや虫が作った畔側面の穴を塞ぐのと、畔上面の防草かなと思われます。

農業用水は4月中旬頃からしか利用できないので、田んぼ近くの側溝を流れている鏡山の湧水を水中ポンプでくみ上げます。

次に、泥を作って、鍬とモルタルコテでてひたすら泥を畔に塗り付けていきます。しっかり叩きながらコテで仕上げる作業は体力を使いますが、夢中になれる作業でもあります。

歩測で約70mの距離があります。ぶっ通しで頑張れば、1日8時間労働で終わらせることもできそうですが、丸一日この作業を行うのは辛いので、二日に分けました。

二日目は立命館大学の学生さんが助っ人に来てくれて、無事1本目の畔塗りが終了しました。

上段の田んぼでも同じ作業がありますが、ホースの長さが足りず水が引けないので、こちらは農業用水が使えるようになってから作業をしようと思います。

このあと数日経って、乾燥したらひび割れが出ました。

まあそうなるだろうとは予想していましたが、大雨が降ったらどうなるのでしょうか?貼り付けた泥はそのままなのか、全部落ちてしまうのか…。要注目です。

除草

田んぼには、稲の古株や雑草が生えています。雑草のうち、ノビエは放っておくと一面を覆ってしまうので、除草する必要があります。

通常は、ラウンドアップ除草剤をまいたり、トラクターで土の中に鋤きこむ方法が取られます。除草剤は使いたくありませんし、トラクターで有機物を鋤きこむと、水を張った後に有機物が嫌気性発酵をしてメタンが発生するので、環境に負荷がかかってしまいます。

今年は、耕運機に取り付けることができる除草アタッチメントで全面を除草しようと思います。

これは表土を少し削り取るだけなので、有機物が地中に入ることはなく、地表に残ります。

写真左側はまだ除草をしていないところ、右側は除草したところです。

1回通っただけだとそり残しがちらほら出るので、複数回除草する必要がありそうです。

たかだか2.5反(約2,500m2)程度の面積であれば、丸一日あればこの方法で除草できますが、面積が増えるとさすがにこの方法は使えないですね…。除草剤を使いたくなる気持ちは分からなくもありません。

稲の古株は、田植えの目印として残しておきたかったのですが、すっかりなくなってしまいました…。

田植えは6月に予定しているので、それまでに何回か除草を繰り返す必要がありそうです。

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