腐葉土を作る
トマトやキュウリなど、春・夏作用のポット育苗に必要な腐葉土を12月のうちに仕込みます。最近は山に入って腐葉土を作る農家は減ってきているようですが(というかほとんどいないと思いますが)、竜王町の資源を有効活用したいと思います。培土も買うと高いですし…。
コンパネなどの木材で箱を作り、そこで腐葉土を作る方法もありますが、パネルも買うと高いので、穴を掘って土中で腐葉土を製造します(土中たい肥製造法に関する記事はこちら)。
バックホウを持ってこれないところなので、耕うん機でほぐし、鍬とスコップで掘り上げます。20~30㎝ほど掘ると、硬い粘土層に到達しました。本当は50㎝ほど掘りたかったのですが、硬くて掘れないのでこの深さで掘削は終了です。1m×1.5mの面積にしました。


結構な重労働でした…。
次に、雪野山(竜王山)に落ち葉を拾いに行きます。途中の橋からは、美しい山河が展望でき、風光明媚なところです。


事前に川守自治会長様にご相談した際、ハイキングコースの落ち葉を拾ってもよいとのことでした。
ハイキングコースは自然豊かで、紅葉も見ごろでした。


とりあえず落ち葉を山にして、袋に入れていくという作業をひたすら繰り返し、袋4つ分の落ち葉を収集しました。小枝やドングリなども入っていますが、気にせずどんどん放り込んでいきました。
落ち葉は独特な森の香りがします。これは山の放線菌だったか糸状菌だったか、が醸し出す香りだそうですね。


こちらも結構な重労働でした…。
腐葉土は、落ち葉、米ぬか、土+水を層状に敷き均して作っていきます。炭を入れると発酵が安定するということで、竹炭をハイスピードミルで粉砕した粉炭も用意しました。
米ぬかは若井農園様からいただきました。とても貴重な無農薬の米ぬかです、ありがとうございます!
また、微量元素やミネラル供給として医王元素も少し振りかけます。これは、石川県にある加賀の薬石・医王石を使用した天然ミネラル資材です。有機JAS適合品なので、けっこうな値段がします…。


炭を入れるのでミネラルは足さなくてもいいような…という気もしましたが、既に購入してしまったので、ここで使うことにします。
一層目




3層目




結局4袋全部使い切ってしまいました。落ち葉を入れたところが分かるように、竹にピンク色のマーキングテープを取り付けてっと。
あとは微生物の活動にお任せします!


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