木炭の制作と炭素埋設

いえきち梨園さんからいただいた果樹のせん定枝を燃やしていきます。
ところどころに生木の部分があります。ちょっと天日乾燥が甘かったかもしれません。
大量に積み重ねて、炎の熱で乾燥させることにしました。無煙炭化器の周りもそれなりに熱くなるので、枝の束を近くに寄せました。

いい感じで燃えてきました。
最後は水をかけて消火します。1時間半程度で作業は終了しました。

芯までしっかり火が通っているようです。

こうしてできた木炭は、畑に穴を掘って地中に埋設します。
そうすることで、土地をイヤシロチ化することができます。
イヤシロチに関する記事はこちら。
楢崎皐月さんは、直径1m、深さ1mの穴を掘り、30㎝炭を埋めることを推奨されていました。その場合、半径15mの範囲までイヤシロチ化の効果が期待できます。
しかし、粘土地盤が硬すぎて、小型バックホウではそこまで深く掘ることはできませんでした…。
まあ、仕方ないですね、できる限りのことをやりましょう。
1つの穴に土のう袋5袋分、約100ℓの炭を埋設しました。


この手法は、CO₂削減の有効策にもなります。
農地に撒く土壌改良材の炭がCO2削減の炭素クレジットに認められます!(日本バイオ炭普及会HP)
炭の品質証明や申請書類の準備が面倒なので、単独でのJ-クレジットの申請は行いませんが、町ぐるみで行う場合は、費用対効果があるかもしれません。
一応、イオン測定器で炭素を埋める前と後のイオン濃度を測定してみました。


どこまで正確に測れているのか分かりませんが(どちらかというと結構精度は怪しそうですが…)、炭素埋設後の数値は上昇していました。
1㎝³あたり22×10⁴個のマイナスイオンがあるという結果でした。
まったくピンと来ませんが、何かしら環境にいい影響を及ぼしていると期待します。


