燻燃器®でもみ殻燻炭と竹炭を制作!


香蘭産業株式会社さんの燻燃器®が届いたので、さっそく組み立ててみました(先端パイプの設置方法を若干間違えていますね…)。
これで、もみ殻燻炭や竹炭を制作することができます。炭の活用方法はこちら。
通常使われている円錐+煙突タイプのくんたん器は、もみ殻燻炭を作ることはできても、もみ酢液、竹酢液を採取することができません。しかし、この装置はそれが可能になるので、もみ殻や竹に含まれるミネラルなどの有効成分を余すことなく使えるようになります。
薬事法に牴触する恐れがあるので、○○に効く!○○が治った!ということは言えませんが、美容効果も知られていて、お風呂にいれて使う人もいるようです。ミネラルが経皮吸収されることを考えると、まあそうだろうなと思います。
もみ酢液や竹酢液は、薄める濃度によって、その効果が異なります。100倍前後に薄めると防虫効果が期待でき、1000倍程度に薄めると、作物の生育を促進させる液肥としての効果が期待できます。
ちなみに、においは燻製のにおいです。それほど嫌なにおいとは思いませんが、虫や獣はこのにおいが苦手だそうです。
このような天然の有効成分を使って、有機無農薬栽培を進めていこうと思います。
実作業
ドラム缶サイズの容器にもみ殻を投入し、200㏄程度の灯油を霧吹きで吹きかけます。その後着火し、赤い炎が消えてきたら(約10分後)ふたを閉めます。おおよそ6時間くらいで中身が炭化されました。


筒の下部からぽたぽたと粗もみ酢液が垂れてくるので、それを容器で集めて、冷めてからコーヒーフィルターでこしました。3か月間ほど静置させることによってタール成分が沈降し、上澄み液を利用することができるようになります。

もみ殻の中に竹炭を数本入れてみましたが、無事炭化されていました。

手で簡単に壊れる脆さです。これをミルで粉砕することによって粉炭にすることもできます。農業だけでなく水の浄化や食品添加物としても使用できるので、炭の活用の幅を広げることができます。


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